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カラ・コン
~インターフェースとしての身体~
黒川隆夫(大阪大学特任教授)×contact Gonzo(無目的的集合体)


「カラ・コン」とは、「からだ」と「コンタクト」から発想した造語です。それぞれの「からだ」を媒介として私たち一人一人がモノと、あるいは他者と繋がることをイメージしました。たとえば、朝起きたらタイマーをかけておいた炊飯器で炊けたご飯を食べ、「遅刻する!」と慌てて電車に乗りこんで友達にメールをし、ちょっとした休憩時間にはSNSで友達の近況を確認するという私たちの生活。炊事・洗濯・移動などは自分でしなくても、モノが助けてくれます。携帯電話やSNSなどの登場で人と人のコミュニケーションのあり方も、めまぐるしく変わっています。人とモノ、そしてモノが繋ぐ人と人のコミュニケーションはどこへ向かっているのでしょう?
この企画は、ヒューマンインターフェースの研究・開発の専門家である黒川隆夫氏と、人と人、人と世界の「接触」をキーワードに世界の在り方を探るcontact Gonzoのみなさまをゲストに迎え、人とモノの繋がりを軸に私たちの生活の現在と未来を考える120分のトークプログラムです。
日時:2011年1月26日(水) 18:00~20:00
場所:大阪大学豊中キャンパス スチューデントコモンズ(大学教育実践センター1階)
ゲスト:contact Gonzo(無目的的集合体)
黒川隆夫(大阪大学特任教授/非常勤講師)
主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
企画製作:CSCDワーキングメンバー(小林傳司・木ノ下智恵子・久保田テツ)
知デリ学生スタッフ(石田峰洋・岡直哉・落合智弘・鈴木寛和・藤田恵介・ 米田千佐子)
*ゲストプロフィール*
contact Gonzo(無目的的集合体)
2006年にダンサーの垣尾優と塚原悠也が開発・命名したメソッドの名称。これは、人と人との物理的な「接触」に端を発する瞬間的な出来事を通し、自らにとっての「世界の仕組み」をひも解こうとする方法論。あらゆる身体感覚をローファイに駆使して即興で生み出される殴り合いのようなパフォーマンスは、私たちに人と人、人と社会とのコンタクトを改めて考えさせる。現在は関西を拠点に活動中。
黒川隆夫(大阪大学特任教授/非常勤講師)
1942年滋賀県生まれ。1971年大阪大学大学院博士課程修了。工学博士(制御工学)。阪大助手、京都工芸繊維大学助教授、教授等を経て、現在京工繊大名誉教授、阪大大学院基礎工学研究科特任教授、非常勤講師。この間、制御工学、生体工学、人間工学、認知工学の分野で研究教育に従事してきた。特に人体形状モデル、ノンバーバルインターフェース等に関心をもっている。
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