top of page
かたちの不思議世界
~構造の機能と美しさ~
日詰明男(造形作家)×後藤祐児(大阪大学蛋白質研究所教授)


たんぱく質構造や黄金比など、自然のなかには様々な「かたち」があります。それらは機能的で、しかも美しさをも兼ね備えているように見えます。なぜそのような多様な「かたち」が生まれるのでしょうか?アートとサイエンス、それぞれの分野で構造を扱う2人のゲストを招き、自然の神秘に迫るトークプログラム!
日時:2009年3月1日(日) 16:00~18:00
場所:アップルストア心斎橋 2Fシアター
ゲスト:日詰明男(造形作家)
後藤祐児(大阪大学蛋白質研究所教授)
主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)
共催:アップルストア銀座
企画製作:CSCDワーキングメンバー(小林傳司、木ノ下智恵子、久保田テツ、春日
匠、仲谷美江)
知デリ学生スタッフ(石田峰洋、石井恵理、開地祐子、坂根遼、鋤納有実
子、鈴木竜太、中津嘉隆、橋本亮、松本ひとみ)
*ゲストプロフィール*
日詰明男(造形作家)
1960年長野県生まれ。京都工芸繊維大学建築学科卒業。黄金比に代表される無理数の自己相似構造を幾何学的に考察し、造形や音楽で表現する仕事を一貫して続けている。人は建築や音楽
を通して自由の幾何学を身体的に学ぶという確信のもとに、かつて哲学者によって予言された「リゾーム」を具体的かつ一般的に考察するものである。主な作品は、「民主主義的階段」(
秩父、U.S.A.、ニュージーランド)、「黄金比の茶室」(長岡京、コスタリカ、U.S.A.)など。著書に「生命と建築」(1990)、「音楽の建築」(2006)がある。
後藤祐児(大阪大学蛋白質研究所教授)
1973年大阪大学理学部生物学科入学、1982年同大学院理学研究 科生物化学専攻修了、理学博士。徳島大学医学部附属酵素研究 施設、助手、大阪大学理学部生物学科、助手、助教授を経て、1998 年より、蛋白質研究所、教授。この間、1986年より2年間米国カリフォルニア大学、博士研究員。学生の頃から蛋白質のフォールディング(折り紙)研究を行い、最近では「アミロイド」と呼ばれる蛋白質の異常構造に興味をもって研究を進めている。心ときめく体験のできることが研究の喜び。そのためには努力と集中が必要だと考えている。
bottom of page