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ありかのありか

宇宙と写真の存在論

藤田裕(大阪大学准教授・天文学)×​佐藤時啓(美術家・写真家/東京芸術大学教授)

私たちの身の周りには空気や時間など、存在しているけれどみえないものがあります。しかし、色々な方法で、みえないながらもそれらを認識しています。私たちは何をもって「ある/いる」と感じているのでしょうか。 

今回の対談では、ダークマターやブラックホールなど、理論上は存在するが体感しがたいものに向き合う宇宙物理学者である藤田裕さんと、光・時間・空間・身体をテーマに、存在と不在に迫るような写真表現に取り組む写真家・美術家の佐藤時啓さんをお招きし、私たちはなぜ、どのように、あるものが「実在する」と感じるのかを考えていきます。

日時:2014年11月16日(日) 12:10-13:30(11:40より開場・受付)

会場:大阪大学豊中キャンパスカルチエ(Quartier)

   [大阪大学全学教育推進機構 スチューデント・コモンズ1F]

ゲスト:佐藤時啓(美術家・写真家/東京芸術大学教授

    藤田 裕(大阪大学大学院理学研究科准教授)

主催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(CSCD)

共催:公共圏における科学技術・教育研究拠点(STiPS)

支援:JST(科学技術振興機構)科学技術コミュニケーション推進事業「ネットワーク形成型」

企画製作:CSCDワーキングメンバー(小林傳司・神里達博・木ノ下智恵子・久保田

      テツ・辻田俊哉)

     知デリ学生スタッフ(安藤歴・五十嵐久人・鈴木寛和・竹花藍子・鄭実香

     鳥居大嗣・宮内天士・山本遊・米田千佐子)

 

*ゲストプロフィール*

 

佐藤時啓(美術家・写真家/東京芸術大学教授)

1957年酒田市生まれ。1983年東京芸術大学大学院美術研究科修了 長時間露光により風景や物事の間に光を彫り込んでいくような写真作品の制作や、カメラの構造による公共的な場や空間、装置を各地に展開している。「第6回ハバナ・ビエンナーレ」(1997)「第9回バングラデシュビエンナ−レ」(1999)ほか多くの国際展に参加。 Leslie Tonkonow 画廊(ニュ−ヨ−ク) HAINES画廊(サンフランシスコ)などの画廊や、シカゴ美術館(2005)  Frist Center for the Visual Arts(2010)、東京都写真美術館(2014)などの美術館にて個展 。

 

 

藤田裕(宇宙物理学者/大阪大学大学院理学研究科准教授)

1968年東京生まれ。宇宙物理学者。もともと望遠鏡で星空を眺めてた天文少年で、趣味と実益を兼ねて宇宙の研究者になることを志したが、実際に研究者になると、周囲に星空を眺める人はおらず、方程式を解くことに没頭している人ばかりで、少々がっかりした(?)。そういう自分も最近は夜空は見上げていないが、最近観測で訪れた、すばる望遠鏡のあるハワイのマウナケア山でみた星は綺麗だった。主な研究分野は高エネルギー宇宙物理学、銀河・銀河団天文学。2008年日本天文学会欧文研究報告論文賞。

研究室ウェブサイト:http://vega.ess.sci.osaka-u.ac.jp/

 

© 2014 by 知デリ

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